2012年1月7日土曜日

ネパールでは早期教育が盛んだ

 新年早々、何の話だってね。ネパールには新年がないので、普通の話題なんですわ。

 幼稚園は冬休み。ウチの2人の娘たちは、ネパールでは珍しいシュタイナー系の幼稚園で、毎日思いっきり遊んで、うたって、ご飯を食べて、泥だらけになって、真っ暗になるまで遊んでいます。上のチビ・・といってももう小さくもないが、この春一年生。ネパール語はそのうち覚えるだろうと、日本語は、トイレに貼ったり絵本を読んだりで、なるべく身近に感じてもらえるようにしています。

 近所のお友達たちは、大半がボーディングスクールといわれる私学で、普通、幼稚園の年中さんからABCやデヴァガナリ文字の練習が始まり、宿題もあり、足し算引き算も始まり、試験もあるところに通っています。いや、この試験ていうのが結構すごくて、学期末期ごとと年度末の試験の結果で、落第まであるんです。まだ一年生もなっちょらんし。

 まさに今、多くの学校が学期末試験の最中、または終わったばかりですわ。

 多分、田舎のほうではすごくのほほんとした感じなんだろうけど、カトマンズではもんのすごい教育熱です。ものすごい競争システムです。成績によって、クラス分けする学校もあるくらいですから。子供も大変です。

 なんだか、もぬけの殻的な子供が、近所で増えている感が・・・。

 よく外で遊んでいた子供も、いつの頃からかまったくお外に来なくなって、聞くと、親からモーレツに勉強させられているらしい。その子は、幼稚園(といっても、5教科の授業があります!もうほぼ小学校ですよ!)の休み時間でもお外にも行かず、お友達はたった一人なんだそうです。

 ウチの子たちが遊んでいるのを見ると、一緒になんとか遊びだすけれど、出かけていたりすると、家でお母さんにくっついている。

 いくら勉強ができても、これはちょっと悲しい。と、私は思うのだけれど。

 あんまり大人たちが教育熱心になりすぎて、子供らしい子供が、減っているような気がします。


 まぁ、親子で田んぼに頭突っ込んで、オタマジャクシやヤゴを真剣に見ている私たち親子のほうが、おかしいのかも知れんけど・・・・。今は冬で、あまり虫がいないので、縫い物をしたり(3歳と5歳ですわ・・・なんでもバービーの服を縫うんだそうですが・・・)、服にくっつくトゲトゲの実(ばかって呼んでましたが?)を、服に投げて遊んだり、縄跳びや鉄棒やかけっこに真剣ですが…。

 勉強させたほうが、いんやろうか?
 

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