2011年10月1日土曜日

廃墟カトマンズにてダサインですが

 ナマステ。そして、ハッピー・ビジャヤ・ダサイン。

 世はすっかりダサインに浮かれ、待ち行く人々の顔はミョーに晴れ晴れしく、ダサインに新調する洋服を買い求める人々で、バジャールは混雑の極み。スリや引ったくりにご用心ですぞ。

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 2011年・今年のダサイン、今日は3日目とすでに始まっておりますが、メインとなる10日目は10月6日です。

 
ダサイン2010

 そんでブランコもはずせない。

ダサイン大ブランコ


 ダサインのキーワードとといえば、額一杯の赤いティカ。肉。新しい服。凧揚げ。込み合うバス。などなど。そして里帰り 。何を隠そう、私もダサインの里帰りを楽しみにしている一人。いや、里帰りって日本だったら嬉しいですけど、ウチの田舎チャトゥラーレ村のことです。ハイ。

 それはそれで、もちろん楽しみにしているコト。

 
なのに なのに なのにっ


 このダサインから、私たちのダサインも、カトマンズにて祝うことになってしまいました・・。

 ダサインというのは、基本的に家族で祝うものであって、一家の家長のいるところがその場所になることがほとんど。なので皆さん里帰り。ウチの場合も義母が田舎にいたので、ダサインや母の日は田舎へ赴くチャンスがあったのですが、義母さんが、義母さんが…

カトマンズに来てしまった。


 それはそれで、楽しいことも多いのだが、「ダサインに田舎にいけない」「ダサインをカトマンズで過ごす」コト以上に、カトマンズ・ライフでつまんないことがあろうか?!?!

 カトマンズ人口の大部分は地方出身者。年に一度、ダサインのときだけでもと一斉に里帰り。うちの下の学生さんも先日、「アンティ、ハッピー・ダサイン☆」と満面の笑みを残してご両親のいる家へとサッサと帰省してしまった。

 そして…一人去り…また人家族、去り…

 カトマンズは廃墟になりつつあります……

 カトマンズ住民にとって、もっともツライ、ダサイン。街は魂が抜けてしまったかのように静まり返ります。代々カトマンズ住民(江戸っ子調に、カトマンズっ子)に言わせると、「ダサインのときだけ、カトマンズ、って気がするわ。」とのことですが…。ふぅん、そんなもんなの。

 あーあ、心躍らないダサイン。寝ダサインと決め込もう。旅行者の方はいち早くカトマンズから脱出することを強くオススメします。レストランさえ、クローズです。

 ちょっとブルーな、ダサイン2011現在進行中…。

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