ネパールのアリもやっぱりアリだった

　奴らは、まだ我が家を徘徊している。出たり、出なかったりする。ちょっと美味しいものがあると、すぐ見つけて行列をなす。子供達がこぼしたお菓子には目がない。ネパールのアリは強かった。で、惨敗した苦い思い出が、アリを目にすると、フ・・と頭をよぎる。

　そんな悶々とした日々を過ごしていたある日、お仕事でお世話になっている方が「じゃ、今度アレだね！」と、私に下さったもの・・

アリの巣コロリ・・・
　


スーパー！！
おおお　おおっッツ！！　そんなモノが、あったのですね。我が家に出没するアリは、これによると吸蜜性で、パッケージに書いてあるように甘～い黒蜜に誘われて、毒蜜とも知らずに巣に運び、女王アリ様もイチコロらしい。


　フフフ・・・今度こそ、さらばだよ・・。

　設置するのはパラパラと歩いている時じゃ、ダメだ・・。

　もっと威勢良く、じゃんじゃん列をなしているときがいい・・・。

　一網打尽にお陀仏だよ・・・。

　
　設置タイミングを見計ること、数週間。観察を続けること数週間。やはりバナナが好きだな。吸蜜だもんね。

よし、設置だ！


　数時間後、小気味よいほどにコロリの中に入っていくアリ達の姿を確認。フフフ。もう勝ったも同然。

　さらに数時間後、アリたちの動きがゆるい。きっと泥酔な気分なんだろう。

　翌朝。アリん子一匹も歩いていなかった。


　これは、一体どういうことであろうか？

　もう女王アリ様もコロリで、みんな気力がなえてしまったのだろうか？

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　と、特大の期待をこめて観察を続けること、さらに数日。

今度は違うルートから来てるじゃん！！
　
　やっぱり君達には勝てないのか・・・・。