12年に一度の祭り～マッカル・メーラー～の激ショボ遊園地

　１２年に一度のパナウティ・メーラー。帰りは余裕よ。しかし、来るときに「欲しい～～」「買うて～～」という子供たちをなだめなだめ、自分の欲求のみ（ダルシャン・・・）を果たしたので、帰りは子供たちにも楽しんでもらいましょうか。


　そうそう…来る途中で、気になるモノを見たのよね。こういうイベント時には、どこからともなくやって来て、空き地を占領するアレ…。


　「おとーさーん、乗りたいよーー」

　と、チビも来しなにねだっていたではないか。ヨシっ。日本の遊園地には果てしなく遠いが、５０年前のデパートの屋上にあったかもしれない←５０年前にデパートが存在したかどうかは？？　・・ような乗り物に、乗せてやろうではないか！



おーっ！！でたー！
　なんと命名していいものやら？　７～８台の車が、クルクル回る、子供専用の乗り物です☆「僕、青がいいー」「あたし、赤ー」子供たちは色指定で乗り込みます。


　よく見ると…左の赤い車に『ＢＯＭＢｉＹ…　ＭＨ－１　Ｆ４４４…ＳＵＰＲ　ＦＡＳＴ』の文字が…。『ＢＯＭＢｉＹ』は、間違いなくインドのボンベイのことであろう。都会から来たんだな。でもつづり間違っちょんし…情熱が薄いなぁ…。
　
　『ＭＨ－１　Ｆ４４４』は、ナンバーやな。車らしく。

　『ＳＵＰＲ　ＦＡＳＴ』スーパーファーストなんやろうな。


　心揺さぶられる記述やわ…。しかも、手動やし。真ん中に小さいバッテリーがあって、電動やろうと思ったら、それはミュージック用のバッテリーであって、あくまでも車自体は手動なんでした。
　
＊＊＊　　　＊＊＊　　　＊＊＊

　「あたしも、乗るー」


　しばらく観察していたけれど、娘よ、よくぞ言った。きっとその小さい頭のなかで、いろいろ考えた末の決断なんやね…。２歳になったばかりのチビ２は「こわい」という発言でしたので、お姉ちゃんだけ「赤がいい」という希望を聞いて、赤車に乗り込みました。

何かに不満らしい

　乗りたいと言って乗った割には、楽しくなかったみたいです…。「もう、降りるよー」料金は、一回１０ルピー。１０ルピーで１０回まわるという料金設定。


　まだ、３回しかまわっとらんし…。


　「もうちょっとよー！」

　「降りたいー降りるよー」


　そうまでして乗らんでもいいし…。１０回回りきらずに、下車。


＊＊＊　　　＊＊＊　　　＊＊＊


　どうりで流行ってないワケだ。座席埋まってないもん。そっか。不満なら、

「あっちも、乗る？」

　これまた手動の観覧車です。私が乗りたい…しかし、大人はダメということなので、断腸の思いではありましたが、断念。子供たちは「乗らない」という気の乗らない返事でしたので、家路に着くことにしました。


　１２年後のメーラーにも、行くで！