2012年3月26日月曜日

かまどを作っていた。

 やっぱり田舎は楽しい。久しぶりだから余計楽しい。先日のプジャの時、久しぶりに来たからと、村のバジャールを流して、下の家まで遊びに行った。下の家は、マンゴーとバナナの畑のところにあるもうひとつのウチで、畑の世話をしてくれている家族が住んでいる。おじいちゃんとおばあちゃんもいる。

 
「ナマステー」

 と、にこやかに挨拶して入ると、


  ちょうど新しいかまどが出来上がったところ!うわぁ、出来立てホヤホヤやん!!しかも最新式(?)。

 これまでの一般的なかまどは、まるっこくて、にょっきり床から這い上がったような(壁に沿っているタイプもあり)感じなのですが、こちらは角ばったかんじ。右側のかまどの下にだけ薪を入れるところがあって、薪をくべてやると、左にも勝手に熱が伝わって、煮炊きできる仕組み。

 中はトンネルみたいになっていて、右の穴に焚き木→トンネルをとおって左のかまどでも調理→さらにトンネルが左に続いていて、煙突に→外に煙は排出、という、画期的なかまどなのである。

 乾くまで2週間くらいかかるんだそう。しきりに質問したり、へーーーー!ほーー!と感心する私の耳には、ばあちゃんの「チャー飲みんさい」「座りよー」、じいちゃんの「建て増ししたい」などの声は届かない。

***   ***   ***
 「さーて、あとは外やね」


 なに。外。チャーなんか飲んでいる場合ではない。一緒についていくと、
 煙突取り付け工事。やりたいわー。やらせてほしいわー。というと「アンタにはでけん」「写真撮りよきよ」・・・。

 家の中の煙突から上ってきた煙を、いよいよ外に出すのだ。わくわくするなぁ。ここにT型の煙突の頭を設置するのだ。そしてそこからモクモク煙が出るんだなぁ・・・ぽわわ~ん・・・空想・・・してたら、完成したところの写真は撮り忘れました・・・。

 かわりによそのお宅の写真。スゲー。見事に煙が外に。煤も外に。ちなみに、煤掃除はつき一回くらいがよろしいとのことです。ウチにはなかったので、ちょとした衝撃を受けたのですが、すでに田舎では普及しつつあるようで、兄ちゃんちや、訪れた先でも結構このスタイルのかまどがありました。

 画期的やなぁ。フーフーしても、煙くないんやろうなぁ。部屋の中も黒くならんのやろうなぁ。これはよいなぁ。

 ご飯は、友人宅でよばれました。台所に入ってもOKとのことでしたので、早速拝見。
 ホーラ、すっきり☆☆☆ お料理が大分楽だよ!とは奥様の弁。そりゃそうだよね!!!いいもの作ったね!! 

 ネパール生活にはどっぷりつかって、ほぼネパール人なのだが、皆からみると甘ちゃんらしい。チッ。今度は「写真係り」やなくて、自分でも作ってみたい。

2 件のコメント :

  1. かつみ3月 26, 2012

    これは、JICAとか日本の草の根グループが普及させている改良かまどですね。

    去年、日本のTVでもやってました。

    熱効率が良いので、薪も少なくて済むそうです

    その分、主婦や子供が家事労働から解放されるという事です。

    5月連休付近で、ネパールにいく予定です(行きます)。

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  2. お久しぶりです!
    5月にいらっしゃるというウワサは聞いていますよ~。
    近々また田舎行く予定です!
    かまど作りに、田舎行きますか?!

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