2009年4月18日土曜日

戦のあと狛犬

 アタシ歩けば狛犬にあたる、というほど狛犬はおりますが、なかなかオッこいつは!とピーンと来る狛犬て、なかなかいないものですね。目の付け所が悪いのか。まだ歩くのが足らんのか。久しぶりにどこぞの小さなお寺の前にての採集の、今回の狛犬はこちら。

 荷を背負っております。しかしそこはポーカーフェイスの狛犬、重たい素振りなど見せません。この狛犬のナニが気に入ったか、というと、まず向かって左側の、



 
この頭。

 いい感じにハゲですね~~。みんなにナデナデされたんでしょうね~。子供がまたがって、頭つかんでたんでしょうね~~~。更に想像してみると、コタツにもぐっているようにも見えます。「今日は冷えるねー」とか言いながら、本でも読み出しそうな感じです。


 というか、どこか戦国チックではないですか?武者調?戦に出とったんよーといった感じです。顔をイタくやられてしまいました。背負っているのは、鎧とカブトと刀です。

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 そして向かって右側の方はといいますと…もう血みどろ間違いなしの負傷度です。ため息さえ聞こえてきそうなその目も――片方はやられてしまったが――、放心状態になっちゃってます。ねぎらいの言葉をかけてやりたくなります。「もう戦にでることもなかろう。これからはここでゆっくりするのだ」――


と勝手に創造するとおかしい、ということで。


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