2009年4月21日火曜日

手描き看板 ~解体屋編~

 いまや空前の建設ラッシュに沸くカトマンズ。どこを歩いても、新築やら増築の嵐。隣の家が、一年半に及ぶ工期をやっと終えて、巨大邸宅を作ったと思ったら、今度は裏手の家が増築。うるせー!!


 新築、増築も多いが、建て替えというパターンもまたよくアリ。アサンやインドラ・チョークあたりのオールドバザール界隈も、建て替えブームと言っても過言ではないくらい、アチコチで古い家屋を取り壊し、「こんなんで大丈夫なん!?」という家が増殖中。


そこで繁盛するのは土建屋のみならず「解体屋」


 「古い家を買って、壊すお仕事やります。」とあります。家を壊す=解体、ってコトでしょうね。 木の窓枠や、階段なんか、アンティークとして使えそうなものは転売。「あります」って書いてあります。いや、アンティークとして使うとは思えないが…。窓や古いレンガもこちらにあります、とのこと。


 絵の中ほどにあるチョコレート状のものは、板チョコではなくて、古い窓とドアだと考えられます。その右にあるネジネジしたものは、鉄筋でありましょう。


 ちょっと彼等の仕事振りを拝見してみましょうか。

*** *** ***


俺達の仕事を見てくれ

 おー。人力です。重機不要ではなくて重機無使用当たり前です。おっきいハンマーで―――ドカーン!ガーン!ドーン!ガーン!…隣でやられて御覧なさい。うるさくて文句のヒトツも言ってしまいそうなもんですが、そこはさすがカトマンズの皆様、ご近所とのいさかいが起こるなんてハナシは未だ聞いておりません。我慢強いのか気にならないのか。


 いやぁしかし、看板の絵は本当で、実際にこんな感じで家を壊しておるんですが、こんなコトで壊れてしまう家も家です。自分が住んでいる家さえ気になってしまいます。夫婦喧嘩が昂じて、重たいナベでも投げようなら、壁に穴があいてしまう、といった事態になりかねません。


 そういえば、隣で壁にクギ打ってるな…と思ったら、自分ちの壁に穴があいた、ていうハナシを先日友人から聞きました。解体屋、繁盛するんでしょうか?

2 件のコメント :

  1. 市内で回収したゴミでさえ未だにごたごたして,ゴミ・バンダがあるのに、いったい解体して出たゴミどこに捨てるんだろうか?!
    今度突き止めてくださいまし・・・・・・

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  2.  コメントありがとうございます!ですよね、ですよね…一体あのゴミの山はいずこへ?? 窓枠やドアなんかは、リサイクルとでもいいますか、売っているところがありますよね。鉄筋あたりもまた使えそうです。コンクリートやレンガはどうなるの?と素朴にネパール人に聞いてみましたところ、「道作るときに、アスファルトの下に敷くんよー」との回答。ハヘ?本当?

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