あぁあの恐怖の石段を、
今度は下らなければならない・・・。
そう。
ここ、ジヌからガンドルックへは、
ナヤプルの手前まで、
同じ道を戻り、
そこから右へ登るのだという。
ほとんどトレッカーも通らぬ、
地元道 らしい。
もうひとつ、ジヌよりさらに上、
チョムロンから回るルートもあるのだそうだが、
それは思いっきり遠回りなんだそうだ。
戻るしかないよ・・
あの石段・・。
前日からブルブル震えていた私は、
是非とも、この道を歩きなれたお方に、
一緒に下って欲しい
と心底願っておりました。
すると、そこへ天の神様が
手を差し伸べてくださりまして、
昨日の荷物担ぎのオニーサンたちが、
朝8時半ごろ、ジヌを通るから、
一緒に言ってもよいよ
との尊いお言葉を・・・・
今日もご来光~~。
あんだけ重たい荷物を持っていたオニーサンたち。
言っていたとおり、下ってきた。
上のほうで荷下ろしてきたようで、
スッカリ身軽。
ほいさっさ。
同行願うでやんす。
今の私にとってはまさに、
お大師様。
あまりにも身軽で、健脚。
子供たちの手をとってくれ、
あっという間に恐怖の石段を下ることができた。
デレデレダンニャバード。
しかしながら、
ブルブルしていたのは私だけであって、
ご一緒したお友達も、
もちろん子供たちも、
うちのオトーちゃんも
ちっとも怖がってはいなかったようです・・・・。
うちのおとうちゃんにいたっては、
「ウチの田舎に毛が生えた程度」
うっ、うそやろ!!??
下ってしまえばこっちのもの。イヒヒ。
ナヤプルの手前から、右へ上る小道あり。
同行いただいたオニーサン方に
ここから上ってこうこう行けばよい・・・
とのお言葉を賜り、
ほとんどトレッカーの通ることのない道へ。
景色は山を見るならペケですが、
子連れにはちょうどよい感じの、
ゆるーいハイキング的な道。
この道、オススメ!
村とは呼べないような
小さな村を抜けて、
ぱっと視界が開けたところ
こんな高地(2000m近くはあると思います)
にところに、輝くような小麦畑!
収穫作業中ですわ~。
ランドルックからみると、
川を挟んでほぼ真向かいにガンドルック、
そして、右手に見えますのが、この丘です。
この、ほんのちょっとしかない平地の先は、
思いっきり、崖。
コエーーー!!!
さて、我々子連れ隊は、
その村に一件あった
トレッカー向けの茶店でのどを潤し、
一路ガンドルックへ。
小さな吊り橋を渡るとガンドルック、
と、通りすがる人全員に教えていただき、
この吊り橋の脇で、
ジヌで用意してもらったお弁当を食べ、
吊り橋を渡って、少し上ると、
さっきお茶した村が、見えました、
もうここは、ガンドルックです。
さあ着いたぞ!着いた!!!
ガンドルックは、今回のトレックの最終地。
嬉しいような、ちょっと物足りないような。
などと、感傷にひたりつつ歩いていると、
ここから先は通さぬ的なゲート
なんですのなんですの?!
木の棒を横に渡して、
入れないようにしています・・・。
ガンドルックは、
トレッカーウェルカムではないのか?!
もう、横から乗り越えちゃか?
ウチの子らもう潜り抜けてるよ??!!
ここであたふたしていると、
地元のおばちゃんがきて、
あ~そりはね~~
牛やら水牛やら
家畜が入らない(出ない)ように
してるんだべ~~~
そうでしたか・・・。
ゲートを無事ぬ通り抜け、
だんだんと村らしくなってきました。
ガンドルックは、
道も、建物も、家畜小屋も、
何もかも石で造られた村でした。
続く
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