2007年7月19日木曜日

ミシン

 一台のミシンを、もう6・7年前になるでしょうか、手に入れました。中古で見つけ、そのときには既にかなーりくたびれた感じで、ペンキもあちこち剥げ、それでも大方シッカリ働いてくれます。糸巻きの機能も、返し縫いの機能もない、ただまっすぐ縫うだけの、インド製の古い足踏みミシン。

 まだまだこちらではこのスタイルの足踏みミシンがあちこちで見受けられます。さすがにいろんな機能が付いているものの、全体のスタイルとしてはほぼ変わらず、街の仕立て屋で大活躍。しかも足踏みのロックミシンさえ、ある!欲しい!!

 慣れるとミシンのクセも覚え、特に機能がなくても別に不便はなく、簡単なものなら時間のあるときに作っています。手作りとは言っても、私に出来るものといえば大抵はまっすぐ縫うもので(笑)枕カバーや雑巾など、大したものではないのですが、、チビが生まれてからは、よだれかけやゴムを通すようなズボンなど、ちょこちょこ作っては、まぁこんなもんでもよいか!すぐに大きくなって、着れなくなるわ!とヘタでもヘンでも構わず子供に着せています…。

 これもお裁縫の上手な母の影響か?小さい頃には母の手作りのバックを持って学校に行きました。家にもへたなんだか上手なんだかよくわからないづぎはぎ(パッチワーク?!)風の各種カバーや、ちょっと生地が足りんかったんやろうなーと思わせる布団カバーなど、母のオリジナル・グッズが溢れていました。もちろん実家では今も…

 そしてそれらは野を越え山を越え、離れて暮らしている妹の家や、更に遠く離れたここネパールまでも行き届き、我が家にも母の手作りなへんてこ(本人が聞いたら怒るか)デザインの足拭きなどが「この模様さーなんとかならんのかえー」と文句を言いながらも使ってしまい、しかも結構長持ち。

 はっ気がつくと、私の作ったものもまた、そんなヘンテコな母の手作りグッズに似たりよったり…この古いミシンも、これからまだまだそんなグッズを作る手助けをしてくれることでしょう。

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