日本と違って、蛇口をひねっても水が出て来ないこともしばしばなのですが、雨季の現在は、水の配給(っていう言い方はおかしいか)状態もかなりよく、水が来ない!ということはほとんどありません。水は、2日に1度、しかも数時間のみ各家が持っているモーターでそれぞれの家に引き、2日分汲み置きです。そんな具合なので、ほとんどの家には地下水をくみ上げる事が出来るように、井戸かポンプかがあります。普通に掘って水が出てくるということは、カトマンズ一帯、地下には水脈があるのでしょう。
さてそうして限りある時間にて汲み上げた、水。どこに置いておくか。近年立てられた家には、地下に水タンクを作ってあり、一度そこに溜められてから更に、屋上に設置してあるタンクに汲み上げられます。赤いポッチが水のタンク↓↓↓
ですからどこの家にも屋上には真っ黒のタンクが乗っかっています。景観を損なうこと甚だしいのですが、これがないと、蛇口に水が出てこない(落ちてこない?)のですから仕方ないですね。それならそれで、もうちょっとかわいいデザインのタンクとか売り出せばいいのになーと思います。結構人気商品になると思うんですけど。
街のあちこちには、共同の水場があります。乾季になると、それはもうアナタ!ものすごい長蛇の列で、家にある限りのタンクと言うタンク、水が汲めるものを総動員して、水汲みに集まる人達でいっぱいです。それに加えて洗濯する人、シャワーを浴びる人なども来るので、待ち時間は何時間にもなります。水汲みに行くだけで半日過ぎてしまうような…
カトマンズに居ると、本当に水は大切に大切にするようになります。なりました、ハイ。野菜を洗った水で汚れた茶碗をすすぎ、洗濯の水はトイレに流し、鉢にやり。雨季の今、うっとおしい毎日ですが、水があることのありがたさを日々実感しています。
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