2007年8月17日金曜日
ガリっ!これが梨?!
バザールで、梨を目にすることも多くなってきました。以前よりも実が大きく形もよいものが、市場に出回るようになり、つい、手にして買ってみたくなります。しかもキロ20Rsとお買い得♪
が、見た目&その安さに心引かれて、何も知らずに買おうものなら、あまりの硬さにぎゃふんとくること間違いなし。ずーいぶん前に『リンゴをかじると歯茎から血が…』とかナントカ、歯磨き粉だったかCMがあったように思いますがこちらですと『ネパールの梨をかじると・・・』と言ってしまいたいくらい、硬くて、ジャリジャリした実です。
先日、いつものようにロータスにお邪魔してお茶していると、ちょうど梨の話題になり、たまたまそこへ海外青年協力隊の農業指導の方がおられました。隊員の方々の努力で、近年はとーっても美味しい梨や柿が食べられるようになりましたが、まだまだ市場にはほとんど出回っていません。しかし、それを食べると「これまでの苦労は、並みの苦労ではなかっただろうな・・」と想像できます。そしてちゃっかり者のロータスのカズさんは、その美味しい梨をお店にて販売しております!耳寄り情報です!『これが梨っていうもんだー!』とネパール人に教えてあげましょう。
しかし貧乏性の私が、キロ20Rsの地元梨を放っておけるはずがなく。この硬くてジャリジャリ野郎、どうしてくれよう!美味しく食べられる方法はないかとカズさんと話をしていると『そりゃーコトコト煮るのが一番やろう』とのこと。なるほど。さすが手間暇かけて、安くても美味しいものを追求するカズさんである。早速翌日2キロ買ってきて、挑戦してみました。
皮を剥いている時点で、硬さに想像がつきます…こりゃ包丁の刃をまた研がなならんね…と思いつつ切り終わり、圧力鍋に投入。コトコトなどという地道な作業が大の苦手ですので…ついでに、シナモン、クローブとカルダモン、そしてお砂糖を適当に入れて、ほどなくして、プシュー。
待つことしばし。梨から出る水分で十分にとろとろ&ヘナヘナになっております!写真だと、大根の浅漬けのようにも見えますが、これ、梨です!ジャリジャリ感も大幅減です。これならチビも歯のない年よりも食べられます。ネパール人の友人におすそ分けしたところ「こ、これが梨であると!」と仰天しておりました。ふふふ…見たか大和魂…こんなに簡単で、しかもカズさんに入れ知恵してもらったことは内緒にしておきました。
これは大満足の一品です♪まだ梨は出始めたばかり。もうしばらく楽しめますね。調子にのってまた作って、ダンナさんにヒンシュクをかいそうですが、メゲません。でも、何かほかにもいいアイデアがないかな~~
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