今日はナーグ・パンチャミー。って何だ?「ナーグ」とは「蛇」。「パンチャミー」とは、、こちらの暦で、月(白月・黒月)の5日目のこと。ま、ようするに蛇神を称える祭りです。だいたい5ツ頭の蛇(コブラでしょうか?)が多いです。ちょっと前から、バザールでは、こうした色とりどり&デザインよりどりみどりで、おちゃめな蛇神のポスターがあちこちで売られています。
我が家では、これまで夫婦2人だったこともあり、ネパールでの祭りらしい祭りを祝ったことがないのですが、チビも出来たことだし、これからはいろいろやるべ!と早速我が家でも真似てやってみることにしました。まずはポスターをゲット。
お好きなポスターを選びましたら、これを、玄関のドアの上など、要するに家に入るところの上に貼り付けます。このポスターの貼り付けには、ナ、ナント牝牛のウンチを使います。牝牛は神様ですからね。驚くにあたりません。熱心なヒンドゥの信者は、牝牛のオシッコさえ飲んでしまいますし、熱心でなくても、祭りによってはオシッコを飲まされる機会がありますから。。。飲まずとも、ティカの色粉を伸ばすのに使ったりね。牛は草食ですから、ちっとも臭くないです←言い訳??ともあれ、何事につけ、『この牝牛のウンチ』は登場します。
こうしてポスターの裏に、のり代わりとしてウンチをちょんちょん、と。結構ねっとりして、いい感じののりになりそうですよ~。
中ほどに飛び散っている血のようなものは…ティカと呼ばれる祝福の赤い粉です。プジャリと呼ばれる、祈祷師?というか、お祈り係というか、そういう人がマントラ(真言)を吹き込んでくれるときに、一緒にこのティカを付けてくれました。右脇にあるのは「ドゥボ」と呼ばれる、芝かなんかの葉です。これも、祭事の度に登場します。
さて下準備の出来たこの蛇ポスター、早速入り口の上に貼り付けます。ペタリ。上の真ん中に先ほどの葉っぱをコインを、またまたウンチでペタリとくっつけます。ご飯糊よりしっかりくっつくようです。「一年間、剥がれ落ちないように、しっかり付けてよ~~」と外野からゲキが飛びます。そうして自前のティカをまた振りかけて、参加した家族など全員に、おでこにティカをつけて、おしまい。えーこれだけー。はい、これだけ。祭りっていうか、儀式?こんな小規模の祭りは、ネパールにはいくらでもあるようです(知らないもので…)ですから、旅行者が「祭りだってよ!」と浮き立って、がっかりすることもしばしば。ハイ私もそうでした。
蛇の神様、ともかくこの一年、家族の健康と安泰をお守りくださいませませ。
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