目が熟れた？！

　「アカ・パキョー」とはこの頃よく耳にする言葉です。「アカ」とは目のこと、「パキョ」とは熟れる、熟す、膿む、などといった意味があります。ということで「アカ・パキョー！」＝「結膜炎」であります。

　最近カトマンズで流行の兆し。と言っても別に驚くにあたりません。毎年のことです。知らなかったのですが、結膜炎でも、ウイルス性で感染するものと、アレルギー性で感染しないものとがあるそうです。流行の兆し…ってことは、やっぱウイルス性かな。

　毎年流行るのに、一般的なきちんとした知識がないようで、ウイルス性といえど「空気感染する」と思っている人もいる。そ、それはコワイ。「見たら移るんよ」という人もいる。ぎゃっ！目から何かビームが出ているのかっっ！もし目を合わせて移ろうものなら、鳥インフルエンザもメじゃないよ！あっという間に全世界に大流行！！ってそんなわけないだろう。しかーし、そう思い込んでいる人たちは、以前は真っ黒のサングラスをかけて歩いていた。今年はまだほとんど見てないけど、去年も結構いた気がする、目に付くと、何か可笑しかった。

　「人に移る」ってわかってるんなら、学校なりテレビなりで気をつけましょう！って啓蒙すりゃあいいのに、特に指導してる風でもないので、とりあえず薬屋は繁盛するでしょう。大体手拭もバスタオルも一緒くたで、家族全員が同じものを使うもんだから、そりゃ移る方もそら次がきたぞ次がきたぞ！って、じゃんじゃん移り放題でしょう。

　なんて話をロータスレストランのカズさんと友人ミナさんとしていたら、その彼女が「この頃目がショボショボして痛いのー」なんて言う。ここのところずっと忙しく、またエイビーロードのネパール・コラムを執筆もされている彼女のこと、疲れでは？「ロータスレストランに行ったら、ホントに目が痛くなって、ショボショボして来てさー…」などと言う。えぇっロータスで空気感染かっ？！？！もしや結膜炎の店員さんと目を合わせちゃったとか？「って思ったら、もしかして、玉ねぎ炒めてました？」カズさん「あはは、剥いてたの」・・・・・・・・・。
　
　そこまで「アカ・パキョ」に神経質になってしまうカトマンズ生活（笑）どうか移りませんようにー・・。


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