2007年8月28日火曜日
ジャナイ・プルニマとクワティ
さてさてこれからの季節はお祭りや様々な儀式がが目白押し。今日は「ラクシャ・バンダン」&「ジャナイ・プルニマ」。主に「ブラフマン」と呼ばれるカーストの人たちのお祭りだそうです。
「ラクシャ・バンダン」は、写真のように、ヒンドゥの聖なる紐を、プジャリと呼ばれる様々な儀式を司る人(司祭カースト)に巻いてもらいます。お守りみたいなモンで、災いから守ってくれると言われる聖なる紐です。この聖なる紐には、プジャリが供養をして、真言を吹き込んであります。ゴニョゴニョ。上の写真で、オレンジの服を着ている人がプジャリで、彼の手に黄色い紐が見えますでしょうか、ソレです。我が家では、男性は右手に、女性は左手の手首に巻いてもらう習慣なのだそうです。そしてこの聖なる紐、11月の「バイ・ティカ」と呼ばれる祭りまで、切れずにちゃんと腕にあれば、なんかいいことあるそうです。でも私は毎年気持ち悪くって、早く切れてくれ~~と思っているせいか、その日までもったことがありません。。
「ジャナイ・プルニマ」は、成人した(その儀式を済ませんたってことね)男性が、聖なる紐を肩からタスキがけにしているのですが、それを一年に一回、今日のこの日に取り替えます。ちなみに「プルニマ」とは満月のこと、今晩は満月ですぞ。 カーストや民族によって、この紐は付けていたり付けていなかったり。うちのダンナさんも普段から付けていなくてはならないようですが、今日の祭りの日と、実家に帰るときしか付けていません(笑) 余談で、しかも詳しいことは知りませんが、この紐、普段身に付けている人は様々なルールがあるようで、たとえばウンコをするときには、左右どっちかだか、耳に巻きつける…などというものがあるそうです。
また今日は「クワティ」と呼ばれる、様々な種類の豆をまぜまぜにしたカレーを食べる日でもあります。見た目にもキレイで、うれしくなっちゃいます。もちろん虫はいっぱいいました・・・ので、ちゃんと掃除してですね 忘れっぽい私は、夕べ水に漬けてうるかしたのですが、数日前からうるかして、ちょっとだけ芽がでたところを調理するのが一般的なようであります。花より団子、聖なる紐よりクワティの私は、早速こいつを調理してやろうと意気込んでいたのですが、階下に住む友人のお嫁さんが、一足先に「お食べ!」といって、おすそ分けしてくれました。しまった、遅かった!
さすが朝5時起き、すっかり食べる準備が出来ている…。それならいっちょ、こちら風のカレーでなく、なんか違うことして驚かせてやれっ!と、とりあえず塩味だけつけて炊いてきました。何しよっかな~~。そしてただの塩味なのに、ご飯もそっちのけでバクバク食べてしまったうちのチビ。だいたい離乳食が豆ベースだったせいか、豆にはメがない。まだ言葉数も少ないクセに「マメーー!!豆ーーー!!」と、うるさい。まぁお菓子よりいいか。
こちらでは豆を甘く炊いたりしないので、クワティでなんかスウィートでも作ってみようかな。あんこでも皆びっくりだから、クワティの常識を覆すべく、そうだ甘くしてやろう。ふふふ。あっしまったもう塩入れちゃた、どうしよ!何かほか考えなきゃ…。
聖なる紐も、食べ物の前では効力なしか。
登録:
コメントの投稿
(
Atom
)
0 件のコメント :
コメントを投稿