2007年10月1日月曜日

ダサイン ●共通テーマ●

さてさて、この頃ダサインダサインとしきりに言っておりますが、一番ソワソワしているのは、もしや自分では?と思ってしまったりもしてしまう私。今回の共通テーマはスバリその『ダサイン』。ネパールは好きだけれどネパール人にはなりきれないクセに、どうしてこう、胸騒ぎというか、ダサインダサインって言っちゃうんでしょう。ダサインといえば…それは私にとって、年に一度の里帰り。って日本じゃないです(だったらいいな~)ダンナんちです。

 
 カトマンズから、バイクで無理やり行くと、1時間半ほどで帰れるのに、その道の悪さやなんやで、ついつい足が遠のいてしまうんですが、やっぱダサインくらい、帰っとかないとイカンでしょう!嫁さんとしての株もチッとは上げとかにゃならんでしょう!ということで、ダサインは里帰りと決まっております。道中のバザールでは賭け事に興じる人々の姿が目に付きます。


以前 『ガイドブックにないヒマラヤビューポイント』でも、ちょっと触れましたが、景色もよく、たまに遊びにいくにはいい所です。た・ま・に・は・です。そしてダサインダサインつって、一体何すんの?っていうと、とりあえず一番大事なのは、10日目にあたる日に、家族そろっておでこに祝福の「ティカ」を付ける行事のことのようです。家や民族、地域によってもそのスタイルは違うようですが、うちではティカを付ける順番が、年功序列制とでも言いましょうか、うーんそれもちょっと違うけど、とにかく大人からで、赤ちゃんが最後ってことになっているようです。一番最初のティカは、その日家に来てもらったプジャリ(祈祷カーストのおっさん)が、家長であるお母さんに付けて、そこから息子へ嫁さんへ…と家族全員にティカが行き渡ります。


 そんでもって問題は(問題でもないか)自分より年下の人にどんどんティカを付けていくシステムなので、年寄りほどティカ面積が小さく、子供ほどティカ面積が広くなってしまうこと。大家族の我が家ですから、小さい子ほど、このような状態に…祝福だかイジメだかわかりません。写真だけ見ると、手の妖怪みたいです。

 うちのチビなどは、おでこから血がダラダラといった風体になってしまいました。
恐いよ~~

 ダサインの儀式のことがさっぱり分からないので、忙しそうなみんなをよそに、ただ「ティカ付けに行く」って感じなんですが、わざわざ苦労していって、おでこ真っ赤っカにされに行くようなモンです。しかも、10日目のティカの日は、ティカ付けるまで断食です。プジャリが家に来るのが遅かったら、いつまでも待っていなくちゃならないんです。腹は減るわ訳わかんないわ。

などと、書いたりしてみましたが、実際は結構楽しんでいます(笑)でも、ダサインダサインって大騒ぎなワリには、せっかく旅行でネパール来る人たちは、どこかの家に行かない限り何がなんだかわかんない祭りです…。旅行者の集まるタメルだって、メインの日の前後は、お店なんかみーんな閉まっちゃって廃墟みたいになります…。

今年のダサイン(ネパール暦ですので、毎年違います)は12~26日まで。メインのティカの日は21日です。この時期、ネパールにいらっしゃって、ダサインを体験したい!という方は、ネパール人の友達をゲットして、その人の家に遊びに行くと楽しいかもしれませんよ。

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