子供たちの遊びは、様々。古タイヤを転がしている子もいれば、グループを作って何やら遊んでいるのもあるし、一人で土をいじっている子もいます。表の道 路にも、ちょっとした空き地にも、元気いっぱいな姿が目に付きます。ダサイン祭が近づき、活気を帯びてきたバザールには、大人だけでなく子供にとっても 「祭り」のムードが色濃くなってきました。この時期、子供たちの楽しみといえば「凧揚げ」。
日本では、その姿もあまり見られなくなってきているのではないかと思いますが、こちらではまだまだ健在。店先にぶら下がる糸巻きが「ダサインが近づいてきたな~」と感じさせてくれます。糸巻きの形が、日本のものと違って、両手で持ってクルクル回すようになっています。意外と難しいです、ハイ。サイズも大小あって、糸付き、糸別売り、様々です。
凧は紙のものとビニールのものとありますが、主流は紙のほう。しっぽがある凧は、あんまり見ないなぁ。糸にも種類があって、先っぽの凧に近いほうには、ギザギザした糸を使い、上空で凧の「落としっこ」をして遊びます。ただ高く上げればいいというモンではないようです。糸を絡ませて、相手の糸を切って落としてしまうんです。ですから、子供よりも、ちょっと年のいった青年や大人のほうがむしろ真剣(笑)家の屋上から、空き地から、大空に舞っての戦いです。
落とされた凧を拾いに飛んでいく子供の姿もまた、かわいらしいものです。ヒラヒラ~…と舞い落ちてくると、落ちるであろうポイントめがけてまっしぐら!取ったモン勝ち!!そんで、木にひっかかったりすると、ほんとに見てて可笑しい。
雨も上がって、澄んだ真っ青な空に幾つもの凧が上がるようになると「正月だな~」でなく「ダサインだな~」と、目にするほうもなんだかウキウキしてしまいます。もう10年以上、日本で正月を迎えていない私は、凧と言えばダサインの風物詩のような感じを受けてしまいます。今度の正月は、久しぶりに日本で迎えるつもりなので、日本のそれも、目にすることができるかも知れません。
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