とりわけ日本の都市部では、日ごろ目にする動物って、犬やネコくらいのものでしょうか。カラス、ハト、スズメ?家の中だともしかしたらワニとか飼っている人がいるかも?散歩とかしないといけないのかなぁ?田舎のほうに行けば,ニワトリくらい飼っている人が居るかもしれませんね。
カトマンズはネパールの首都でありながら、結構普通に牛を飼っていたり、ニワトリやアヒルを飼っているところが結構あります。いや、首都だからダメってことじゃないんだけど(笑)カトマンズって、田舎じみた街です。ネパールでも、若者が田舎を出たくてカトマンズにやってくるなんていう現象が顕著で、でも、街に出てきても田舎の家で馴染んできた牛やニワトリを見るとホッとするなんて若者も居るかもしれません。「かあちゃんは、今日も朝から草刈に行ったやろうか…」ホームシックを誘うというか(笑)←コレは私の勝手な空想デスので、今どきこんな若者がいるかどうかは定かではありません。
そんなことは置いておいて、我が家からさっさと歩いて1分のところに牛を飼っているところがあります。道を挟んでその脇には肉屋があって、いつもヤギが繋がれています。もちろんそこまでの間に犬には5匹くらい出会います。犬たちはごろんと寝そべっていたり、うろうろしていたり。ごろんとしてるのは、大抵ジロリとにらみます。そして所の人たちも「どこ行くんかえー」「今日は母ちゃんと一緒かい」などと、5人くらいには話しかけられます。ですから、さっさとは歩けないので1分で着く牛小屋にも、10分はかかります。
この牛小屋はチビの大のお気に入り、っていうかもしや親の私の方が…。ダンナは普通にそういう環境で育ってきたので、珍しくもなんともないようです。この最寄の牛小屋には、水牛と牛と両方います。大抵ドアの脇に、家人が刈ってきた草か干し藁が積んであるので、それを勝手に取って「食べろやー」なんてことをして遊ぶのですが、おっさんに見つかって「こーらー」なんてゆるく注意されることも。そうこうしていると「んモーー!!」ときて、びっくりして飛びのいてしまい、チビは泣き出すことも(笑)親に似て小心者のようです。
そうして泣きべそをかくと「ほんなら今度はヤギのとこに行こうや」ということになり、気を取り直して肉屋の前に。アヒルもどこからかやって来ます。そこら辺の子供が姉ちゃんぶって、ヤギをなでて見せたりしてくれます。うちのチビもそのうちこうなるんだろうなーと思います。
家族の一員として動物を飼うのもいいなぁと思うけれど、こうしてほんのちょっと表に出るだけで身近に動物の姿がみられるというのは、とても素敵なことだと思います。朝早ければ牛の乳を搾っているところを見れます。食べるために飼われて(繋がれて)いる動物は、それを食べるまでの光景を目にすることができます。そうして自然といろいろなことを学べる気がします。
0 件のコメント :
コメントを投稿