今回のお話は『名前』。というか呼び方?ほとんどすべてと言っていいくらいにの~んびりなネパールの人たちなんですが、名づけにおいてもそれは同じ。六ヶ月になるチビ2を連れて歩くと自然、日本で言う『ママ友』みたいな顔見知りも近所に出来て、名前は?なんて聞くのがヤボ?!ってくらい、「名前ねーまだ付けてないんだよね~」というチビ連がゾロゾロ。えっ?じゃあ自分の子供になんて呼んでるの?!
まぁ名前があっても名前で呼ばれないくらいのイキオイで、生後間もないチビだと、そのまんま『サノ(チビちゃん)』とか『ナヌー(女の子)』とか『バブー(男の子)』とかって呼ぶのが普通なんですね、ネパールでは。それとか『カーリー(黒んぼ)』『フッチェ(チビ、くらいのニュアンスかな)』も多いんですね。まぁそれが普通なんだけど、半年も経てばだいたい名前も決まってくるようで、「じゃあ○○にしとくか」みたいな名づけもよく聞きます。いんかいそれで。
うちのスタッフAにもしばらく前に、2女がうまれたのですがまだ名前が決まっておらず、みな好き好きに呼んでいる様子。ウム…何と呼んでいいものやら。
名前。名前があっても、こちらネパールでは「長男」「次男」「三男」「四男」「五男」」六男…(以下十男くらいまであるらしい。さすが子沢山ネパール)女の子バージョン「長女」「次女」「三女」…あっもういいですか、こちらも同じく十女くらいまであって、名前じゃなくて「ちょっと、末っ子っっ!」風な呼びかたもします。最近はそうそう兄弟が多いってことも少ないようですが。
うちのダンナさんは8人兄弟の末っ子ですので、みんなが「末っ子」って呼びます。ネパール語で男の末っ子は「カンチョー」って言うんですが、ちょっと私達には気になる呼ばれ方です。ネパールに住み始めたころは、ちょっと聞こえなかったりすると「おいっ、カンチョ、カンチョ、カンチョー!」って何回も呼ばれたりすると笑っちゃったものです。さすがにもう慣れちゃったけど、こういうトコは慣れなくてもいいなー。
この頃の日本の子供達は、私なんかの世代にはないような名前がたくさんあって「ヘェー」なんて思ってしまうおばちゃん世代に突入のの私ですが、ネパールでも似たような現象が起こっているようです。オーソドックスな神様系の名前は、最近は流行らないみたいで、最近は横文字の名前も結構多いようす。「ロバート」「ソフィナ」「ローズ」「クリスティ」「サウナ」なんていう横文字風な、聞いただけならちょっとアジアなムードが漂ってこないような名前も続々登場。
サウナちゃんなんか、なんでサウナちゃんになっちゃったかっていうと、お父さんが日本に出稼ぎに行っていたことがあり、日本でとっても気に入っちゃったのがサウナってことで、名前がサウナちゃんになっちゃったそうで。。。お父さんが牛丼をモーレツに気に入ってしまったら「ギュウドン」ちゃんになっちゃってたのかも知れん…なんちゅうことはまずなかろうかと思われます。
それから「ヨシ!お父さんの名前の漢字を子供にも使うぞ!」といった名づけもまた結構あろうかと思われます。ネパールでもよくあります。また、この頃は、「ヨシ!お父さんとお母さんの名前を合わせてみよう!」といったところです。この「お父さんお母さんの名前をくっつけ」方式もこの頃は流行っています。足して2で割る感覚です。その結果かなり呼びにくい名前になっちゃったりしてますが、べつにどうってこともないようです。
兄弟姉妹で紛らわしいのもよくあり。うちの姉さんとこは、「プラディープ」「プラミラ」「プラバ」「プラカシュ」とプラプラ三昧で、最近までどれが誰だか覚えられなくてよく分かってませんでした(汗)今でも結構間違えます(汗々)
でも、名前を忘れちゃったり、思い出せないときには便利な国です…適当に自分より年上か年下かを判断して「弟!」「姉さん!」って呼べばいいもんですから…物忘れ気味の私には大助かり♪あっだから記憶力がますます低下しちゃうのかな…。しばらくまえのコメディドラマで、主人公の名前が「末っ子」っていうのがあって、本人でさえも名前を知らない、っていうのがありました。そこまでいっちゃったら終わりでしょう。
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