2008年11月26日水曜日

靴修理屋

  朝晩の空気の冷たさといったら、もうすっかり秋の気配。なのにカトマンズ市民はやはり素足にチャッパルといういでたちで、近所をブラブラ。チャッパルというのは、ネパール語でゾーリ、サンダル、はたまたツッカケ(大分弁?!)などの履物に使われる言葉です。9割がたカトマンズ市民になってしまった私も同じく、ちょっとそこらに出かけるときはいつでもチャッパル。


 先日もちょっとそこまでのつもりで履いて出たチャッパル。チビ2を抱えてデカイ袋をブラ提げていた私は、足元に注意を払えずウッカリ足をクネってしまったとたん、愛用のチャッパルがベリ!!っと壊れてしまいました。。アレー。路上で激安で買ったとはいえ、結構履きやすくて気に入ってたのに…クソー。


 
!ヨーシ こんなときは、靴修理屋にレッツ・ゴー!
適当にブラブラ歩くと、行き当たります。

 おっ、職人風ですねぇ。どういうワケかいかなる職人にも心惹かれてしまう私。何万歩も歩かされ、修理を待つ靴たちがおじさんの周りで「次は私の順番ネッ!」と話しかけているようです。


 「30分くらいしたら取りに来るからねー」と言い置いてちょっと買い物をし、おじさんのところに戻ると、やっぱりやってない。おじさん、やっとくって言ったのに。もー。と、こんなことで腹を立ててはカトマンズ生活はつとまりません。「アレレ、じゃあ先にしてよ!」とちょっと強く言うのがツゥというものです。


 器用に足の指も使って、あれよあれよと言う間に直してくれました。なんだそんならホントに先にしといてくれたらよかったのにサ。でもたったの5Rsだから文句も言えないかな、などと思いつつ辺りを見てみると、

 オー結構繁盛しています。この人たちはただ日向ぼっこしているのではなくて、ちゃんとこのおじさんの店に来たお客さんなのです。がしかしちょうどよく日向ぼっこもできるとあって、誰もおじさんを急かしていないおおらかな客ばかりのようです。私だけ急いでいたようです。


観察ついでにおじさんの職人バックをチェックしてみると…

 その仕事振りからは想像できない乱雑さ。あれま。ここに仕事道具一式が入っているようですが、どこに何があるかおじさんだけが熟知しているようです。弟子入りした人は困りそうです。「おいブラシとってくれよブラシ!」「大将、ブラシつってもいったいどこなんです?」「だからホラそこだよソコ!」って全然わかりません。


 まぁおじさんが弟子を取るかどうかはどうでもいいですけど、いつまでも繁盛してほしいものですね。

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