2009年11月27日金曜日

布団打ち直しします

 
 秋晴れの広がる今日この頃、「おー天気いいなー!布団干したら気持ちよさそー!」という気持ちになります。しかしあまりにも重たい布団のせいで、布団を干すのはせいぜい1~2週間に一回。

 そんな、布団干したい気分になるこの季節、見かける頻度がUPする、この人たち。バザールではよく見かけます。(が、隠し撮りのため、後姿に・・・)また、住宅地でも、よく見かけます。雨季にはあまり見かけませんね。

 
 そして、彼らが担いでいるモノ、楽器のようでもあるし、道具のようでもある。店先に立てかけてあるのも、よく見かける。バザールや、大きめの生地屋さんや布団屋さんの前には、結構な確率でおいてある。あっちにも。




 こっちにも。後ろに見えるのは、何でしょう?白い袋にムチムチに入ってますね。ほわほわしたのもが、袋から飛び出てるぞ?

 そっ、これは綿!みなさん、なんの道具かピーンときましたか?ん?まだわかんない?普通わかんないよねー(笑)計算式にすると、


綿+あの道具=??


 こたえは、これ!


道具は、「布団の綿打ち」に使うものでした!紐の部分をはじいて、綿をほっこりさせるというか、打つ道具なのでした!新しい綿でも、古い綿と新しいのを混ぜるときにでも、これでビンビンビョーンビョーンとはじいて、固くなった綿をほぐしてまた布団なりにするのです。


  これとほぼ同じ道具が、日本でも昭和の初期まで使われて、布団の打ち直しをしていたそうです。ふとんの仕立てやさんのサイトに、日本で使われていた古いこの道具(日本では「弓」と呼ばれるそうです)の写真があります。ネパールでは、まだまだ現役!!


 弓を担いで「ビンビン」と鳴らしながら歩く彼らの詩型は、どこか冬の風物詩といった感もあります。いつまでもなくならないで欲しいものです。

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