時を重ね、沢山の思い出を詰め込んだ建物たち、古いバザールには崩壊の進んだものも沢山あります。一階部分が写真のようにひしゃげそうになっているものは特に多く、店が入って営業していますが、震度3くらいでもいっちゃいそうな印象を受けます。それにしてちゃんとカギがかかっているところを見ると、一応ドアは開くんだね。
今回問題のコチラのお宅は、同じように一階部分がヤバイ家のひとつ。今日は土曜日なので、こちらも閉まっていますが、普段は小売、卸売どちらもと言った感じの駄菓子屋が営業しています。アレ、それなのに上の看板は煙草だなぁ?
まぁそれはいいとして、このひしゃげ具合に輪をかけてかわいそうなのは、家が角地のためにお隣にもたれかかれず家がむくんでしまっています… つい先日まではなかったのですが『道を挟んでのお向かいさん、つっかえさせてください棒』が新たに設置されていました。左側のお宅もよくOKと言ったものです。確かに道につっかえ棒を置いてしまうと歩行者やバイクの邪魔になってしまいますから、これは妙案と言えるでしょう。
大体において一階部分ひしゃげハウスは、同じ方向にひしゃげているので、75年かそこら前にあったといわれるカトマンズ大地震の時にでもこうなったのではないでしょうか?そうだとすると、この状態のまま当時から頑張っているんでしょうか?!頑張りは認めますが、それはそれでいかがなものでしょうかと?
フーム…日本だと(小心者の私だと?)怖いしどうにかしそうなものですが、とりあえずこの先もうちょっと壊れそうな気配もないから、まだ大丈夫じゃない?と75年かそこら過ごしてきた家人の度胸にもある意味脱帽です。
がしかし…ネパールにもそろそろ大きな地震が来そうですよと叫ばれて久しいこの頃。もしかして、本当に大地震!とまでは行かなくても、震度4くらいの地震でもあれば、たちまちにして崩壊してしまいそうな建物たち。せめて私が生きている間は、何の災害もなく、頑張って古い街並みを楽しませてくださいませませ。合掌。
0 件のコメント :
コメントを投稿