2007年9月4日火曜日

お菓子と親ゴコロ

いつかの記事に引き続き、お菓子の話。しっかりご飯を食べてくれないと、一日中「おかしーおかしー」と言って止まない。まったく食べさせないのも何だし(私も食べたいし、、)かと言って、欲しがるままに与えるのもどうかなと。  

 先日紹介した本 
米子の畑を食べる 境野米子の中に、また違った面白いエッセイがあります。著者の境野さんは、無農薬・無添加などの食品や生活を求めて、都会を捨てて田舎で生活するようになり、自ら畑を作り、野菜を作るようになったという方だそうです。    

 著書の中の、彼女と3人の子供たちのやり取りがとっても面白い。本文を少し紹介させてもらうと、、


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息子が5歳のとき、買い物に連れていくと缶ジュースや菓子を欲しがるので、

「毒ですよ」


と言うと、

「お母さん、毒を売ってもいいの、それに皆買ってるよ」

と言われてたじろいだ。

「家ではジュースや袋菓子は食べさせていない」

と言ったら、隣のおばちゃんから

「お宅の子が冷蔵庫を勝手に開けてジュースを飲んでしまう」


と言われた。
家でスナック菓子を食べさせなかったことが、どうやらよその家で出された菓子をだれよりも熱心に食べる子どもにしてしまったようなのだ。

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親としての気持ちがとーってもよくわかる。出来るだけ体に悪いものは、与えたくない。でも子供は欲しがる。「毒を売ってもいいの?」いいとこ突いてる。大人の私も、そう言いたくなるようなお菓子やジュースがネパールにもわんさかあるし。でもそれを食べたがるのよねぇ!!
 私が子供の頃は、どうだったかなぁ?きっと普通にジュースもお菓子も食べさせてもらっていると思う。それに、きっと食べたがったんだと思う。でも、思い浮かぶのは、母の手作りのぼこぼこした不恰好の湯で餅とか、饅頭を潰して焼いたようなものや(なんだ??)とか。しかも今となっては「あれってどうやって作るん?」とかって聞いてみたくなるお菓子。

 手作りはいいなーと思うけど、面倒なときだって時間のないときだってある。買っちゃえば楽だもん。でも、私個人の例になぞって考えてみると、そのうちうちのチビが大人になったとき、「お菓子ねー…何食べてたっけー」てなことになっちゃうかも。それもサミシイから、やっぱり出来るときには何でもいいから家でおやつを作ってあげたいな。と思い、バナナを凍らせたものを「はいアイスお食べー」といってあげている。これってどうなんだろ??ちょっと大きくなって、外でアイスを買ってあげたら「アイスじゃない~~うわぁぁぁ~~ん!!」って(笑)


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私は境野米子さんの、この本を通じてしか知らないのですが、こんなページを見つけました。


◎境野米子さんの紹介を拝借→
インタビュールーム

◎「米子の畑を食べる」について、書評を拝借→
コチラ


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