2007年9月10日月曜日

やっぱり食べてしまう。

 仕事という名目で、ちょっと外食が多いこの頃。普段は、ネパールの一般的な食事風なものを食べております。ネパールでは『ダル・バート・タルカリ』と呼ばれて、それって、直訳して「豆(ダル)のスープ・ご飯・おかず」ってことで、日本でいうと、ご飯と味噌汁とお新香といったところでしょうか。普通これは、ダル・バート=食事、と省略して呼ばれます。しかし、今の日本で、この外国人が想像するような典型的な日本のご飯を毎日食べている人がいったいどのくらいいるでしょうか?


 ところがネパールにおいては、ほぼ全員が、毎日しかも一日2食の食事はこの『ダル・バート・タルカリ』を食べているようであります。こちらでは一般に手で食事をしますので、参考の右の写真のような状態となります。タルカリ=おかずにあたる、カレーは、具は違えど、味付けは同じ…という、実に飽きやすいパターンなのですが、作る側にとってみるとこれほど楽なことはありません。毎日「はて…今晩は何にしようかな…冷蔵庫には何があったか知らん?」と、考えなくてもいいですから!写真のように、ひとつの大きなお皿に、豆のスープ以外は全部を一緒に置くので、洗い物だって、楽チン♪人数分の大皿のみ!私と同類の、怠け者母さん、ネパールに集まれ!!


 とこう、我が家でもネパールの一般家庭に近からず遠からず、似たような食生活を送っているのですが、今日は家でご飯食べてる暇がない!というときにさえ、悲しいかなこの『ダル・バート・タルカリ』定食屋に行ってしまう。お子様定食のようなステンレスのお皿、これも、一般家庭であろうと、定食屋であろうと、おんなじ。色気ナシ。せっかくの外食だから、気のきいたレストランに行ってみたい気もするけれど、悩まなくてもいいダル・バート屋が、楽だったりするんだよなぁ…というのも、ダル・バート屋にはメニューが2つ。のみ。

「ベジタリアン」or「ノン・ベジタリアン」

 ねっ、悩まなくていいでしょ。ていうか、それじゃあ楽しくない?!しかも生野菜大不足?ビタミン欠乏症になってしまいそう?それもそうですね…。こ、これはもしやもう、私の体から何からネパール人化している証でしょうか?「ダル・バートじゃなけりゃぁご飯じゃない!」と言い切る、こちらの人と、さして変わりなくなってきているのでしょうか?とすると、うちのチビなんかどーなっちまうんでしょうか?!日本に行って、焼き魚なんか食べちゃったりした日には、「おかーさーん、お魚じゃなくて、ダル・バートじゃないとヤダー」とか?

 それはちょっと避けたいので、たまには日本風なものも取り入れるべきであると思います。カトマンズでは、お味噌も、お醤油も、もやしだって手に入るのです!!
 あんこばっかり作ってる場合じゃないですね(笑)

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