2008年10月22日水曜日

ブンゴ~バナナのお花~

 皆さんバナナはもちろん知っているかと思いますが、そのバナナの生っているところ、さらにその花は見たことがないのではと思います。こちらではその花のことを「ブンゴ」と呼び、サラダやカレーの具になります。

 写真は先日、ダサインで田舎に帰った時のもの。カトマンズより標高の低いところで、バナナがわんさか育ちます。カトマンズくらいの気候でも、バナナもよく茂っています。ちょっと意外でしょう?


 ネパールはとかく「寒い国」と思われ勝ちのようですが、ヒマラヤのある北のほうはともかく、カトマンズのある中部は、日本で言うと九州くらいの気候で、インドと接する南の平原は、もうすっかり亜熱帯気分で、夏はとっても暑いところです。

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 これがブンゴです。


 花びらがめくれて、その下からバナナができてきます。写真は、バナナの木(実は草なんだそう)の上から撮ったので、かなり見にくいんですが…花びらがめくれてます。めくれてしまったところは、青いバナナがわんさかついています。ですから、何段にもバナナの実が生ります。上の方に青いバナナがついてきて、下にブンゴがぶら下がる状態です。

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 うちの田舎は農家で、バナナもわっさわっさ茂っております。何かっていうと「バナナ食べー」ときます。バナナもいいけどブンゴ食べたい、というと、早速鎌を持っていってばっさり切って来てくれました。


 早速チビ2に持たせて見ましたが、持ち上げられませんでした…結構重たいのです。このブンゴは、なんというか、キャベツの頭を尖がらせて細長くしたような感じで、花びらがきっちり巻かれてあります。



 義姉が「ほんなら今日はサラダにするべー」といって、むきはじめました。この写真のものなどはだいぶ小さくて、もっと早く取ればもっと大きいものです。外側の赤くなってしまった皮(花びら)は堅くて食べられないので、何枚かはいで、その中にある、白い部分だけを食べます。白い乳汁が出てきて、結構アクが強いようです。



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 田舎では、料理もワイルド?! 鎌使ってます、鎌。包丁がないだけ?と思いきや、ネパールの昔からの台所には包丁がありません。いつか、写真で紹介したいと思いますが、台のついた包丁で、台を足で押さえ、野菜(切りたいもの)を前に押しながら切るといった感じ。見てるとコワー。手切りそ~~チビ連は興味津々。

 そして、肝心のブンゴ・サラダの写真を撮り忘れました…。シメが甘くてすみませんでした。。美味しかったです。では!

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