2009年12月10日木曜日

合鍵作ります。

 何でもポケットに押し込むのがクセな私は、お金も(少ないです)子供の鼻フキティッシュも、メモした紙も、鍵も、カメラもポッケに入れます。とりあえずポッケにはある、と思うと、安心します。


 ですが、目的のものを出そうとして、他のものを落としてしまうこともあります。結構頻繁に…。先日は、それで家の鍵を落としてしまい、トホホな目にあいました。ポッケにすんなり入らないといやなので、キーホルダーなんて付けていないし、探したって見つかるわけないし。

 
 とりあえずはおとーさんの鍵で家に入りました。と言うと大げさですが、家の鍵はただの南京錠です(笑)「買い換えればいいじゃーん」というおとーさんの言葉を尻目に、バイクの後ろに乗っていながら、目を皿にして探したのは、


「鍵作ります」
はいな。合鍵屋です。昨日鍵なくして、今日合鍵屋の前を通りかかるなんて、私ラッキーじゃん。フフ。「ちょちょちょちょっと、とめてー!鍵屋さんだー!」

 
 うちの旦那はとってもやさしい。「買い換えればいいやん」と言っていた彼ですが、こんな私のつまらないわがままを、本当に嫌な顔しないで聞いてくれます。


***   ***   ***


 「ナマステー、鍵、作ってもらえますか?」と、声をかけつつサッと店内を見渡すと、合鍵用のプレーンなスペアキーがズラリ。
 どこんちでも、どんなものにでも南京錠が使われているので、そのストックの種類も様々。箪笥やちょっとした棚、台所の収納など、ドアがあるものにはよくちっちゃい鍵がついている。そんなに盗られそうなものはなさそうなんだけどなー。

 
 まあ、それはいいとして、「あのー、この鍵、合鍵を作ってもらえますか?」と聞くと、そんなの屁のカッパくらいの気軽さで「出来ます」と言ふ。また後で取りに来るのも面倒なので、先に聞いておこうと思い、「どのくらい時間、かかりますか?」と聞くと、「5分」と言ふ。スゲー!

 
 いくら暇そうにしていても、「夕方おいで」などと言われるのがネパールではフツーになので、この兆速の返事にちょっとびっくりでした。その返事を聞くと、店の人が心なしかハンサムに見えたりもしました。


サッと、壁にかかっているサンプルから選ぶと、手際よく奥の機械の前にたち、現物の鍵とスペアをあわせて持ち、同じ型に形を整えます。


***   ***   ***

  そして、同じ形になったものを、やすりでジャッジャッと仕上げて、出来上がり。ほんとに5分。めちゃ早くね?しかもたったの30Rs。めちゃ安くね?久々にこんないいサービスを受けたので、この日は気分上々で過ごせました、ハイ。

 
 タメルからバスパークに向かう、サラコテの坂を下りて右側にあるお店です。もし、鍵をなくしそうな人は、先に合鍵を作っておくといいですよ←私のこと

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