2010年1月12日火曜日

手描き看板 ~学校編 パート3~

 さて新しい年も来たのかこないのかよくわからないカトマンズであります。チビの幼稚園がまだ冬休みですので、ほとんど家とその近所で過ごしております私ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?


 さて学校はお休みですが、学校壁画は変わらず私たちの目を楽しませてくれます。今回は、学校の中、壁という壁に絵を書いている、力作ともいえます「LUNAR ENGLISH BORDING SCHOOL」の紹介です。

 小さい校庭の脇には、思いっきりネパールをアピールした壁画です。一番右の赤い旗は、ネパールの国旗であります。それからヒマラヤを見下ろすブッダ・アイ、その下の色とりどりのパズルのようなものは、ネパールの地図です。州(地方)ごとに色分けをしています。愛国心を育てようというもくろみでしょうか?


 カトマンズでは、どこの学校でも、朝の集会で「ネパール国歌」を歌うそうです。日本だと反対する人が出たり、問題になりそうですね。ネパールでは問題にはならないだろうけど。元気いっぱいに歌っています。


 さてさて、この学校壁画に話を戻しましょう。校門をくぐると、その脇にズラーっと・・・

A for Apple, B for Ball, ・・・とアルファベットの暗唱から始まります。「おはようございます!A はりんご、Bはボール!・・・」うーん、苦しい。そんなに勉強したくない・・・。


 まだまだ続くよ、ABC・・・でも、だんだんスペースがなくなってきました。ちょっと描き手も苦しくなってきたようです。実は壁が終わって、ここはトイレ脇です。
 絵が小さくなってまいりました。描くところがないのだから、仕方がない。


 それでもトイレの脇でXまでしか行かず、YとZが残ってしまいました・・・。更にしかたないので、トイレの前にYとZが描かれることになったようです。
 トイレに挟まれて、ゼブラちょっとかわいそうだな。それにしても、カトマンズの幼稚園では、幼稚園といってもABCの練習が主で、遊びやお遊戯、お絵かきをしている幼稚園は少ないみたい。小さい子供も、「学校ごっこ」調の遊びをすると、必ず少し大きい子が先生役になって、「A For Apple!」が始まります。うーん。


***   ***   ***


 やっとABCが終わって、他を見渡すと、今度は大きい子供たち向けの絵になります。これは、狭い校庭の脇にあって、つい目がいってしまいました。


THE BRAIN

 フム。脳の図ですな。それにしてもかなり簡潔だな。「頭蓋骨」「大脳」「小脳」「髄質」。4つのみ。しかも髄質って、やけに細かい部分やな?小学校だとこんなものかな。←って自分も全然知らない


その横には、「カエルの一生」
 
 オー、これは分かりやすいですねー。カトマンズでもだんだん自然が少なくなってきて、街っ子は、自然に触れる機会も少ないものね。おやっ、その横もどうやら自然モノみたい。


 
でもこっちは「ハエの一生」
 
 うへー。分かりやすいけど他の生物にして欲しかったなぁ・・。ハエやでハエ。毎日これ見て遊んでるんだなぁ・・。ウジの成長過程がよく分かるわ・・。そういやウチの植木鉢コンポストにもウジ湧いてたりしてたなぁ・・やなこと思い出しちゃったな・・。


 
気を取り直して他に目をやると、見たこともない生き物発見。
 
 あまったスペースには、こいつ。トラかな?ネコかな?新種かな?まゆ毛あるけどシッポないんねアンタ?ヒマラヤの奥の奥に住む、謎の動物かな?にゃ~~とかって言い出しそうだけど(笑)


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