2015年4月18日土曜日

中国国境コダリまで、ローカルバスの旅 その3 バラビセ過ぎたら国境はすぐ


皆さんナマスカール。

中国国境コダリまで、ローカルバスの旅 その1

中国国境コダリまで、ローカルバスの旅 その2 ドラルガート編

からの続きです。

よろしくお付き合いくださいませ。







さて翌日は、いよいよボーダー・コダリを目指します。

朝のチヤと軽い食事を取り、橋向こうのバスパークへ。

バスパークと言っても小さくて、
バスが4台も停まればいっぱいになりそう。



バスパーク脇には、近隣でとれた野菜の並ぶ
八百屋さんが軒を連ねます。


朝って、活気があっていいな。

小さな停留所には、清掃員さん?
揃いのベストを来てバスを待っています。


トラックには新鮮な野菜が積まれていて、
カトマンズへ持っていくのだと言っていました。

停留所の横には、噛みタバコなどを売る
黒サングラスの考えるおやじ。


いえ、彼は新聞を読んでいるのです。


と、キョロキョロしていると、
向こうから元気おばちゃんが近づいて来ました。


「サモサ、食べんね!」

いや、朝からサモサはちょっと・・・・

おばちゃんは、バスがやってくると
ダダダダダダっと走り寄って、
旅人に売り歩くのが仕事。

見ると、同じように揚げ物を売ってる人が他にも。

八百屋の並びに一件揚げ物屋があって、
そこでお父さんが作り、他の若い家族がこうして
バスの乗客に売るというファミリー・ビジネスなのでした。

でも、サモサやパコダは下呂を吐きそうなので却下。


そんなこんなしていると、バスがやってきたので
ドラルガートをあとにしました。

また帰りに通るし~~
(魚食べるし~)


この先は、東に折れてドラカ、
チャリコットやジリへ向かう道と、
まっすぐ国境コダリへ向かう道とに別れます。


あっ!検問や!

まっすぐ国境コースのアルニコハイウェイは、
やはり国境を意識してか、検問がとても多かった。
金の密輸や、違法な外貨取引が多いのだそう。

行きよりも帰りのほうが厳しくて、
軍の人がバスの中まで入ってきて荷物チェックでした。


そして更にスン・コシ沿いに進むと、あらっ!


ここが去年地滑りのあったという・・

昨年8月にあった大規模な土砂崩れで、
川がせき止められ、流された家もあり、
今もまだ道路の復旧作業が行われていました。

合掌。


しばらくしてバラビセのバジャール着。


なぜ一本道なのにここで乗り換えなのか?
大部分のローカルバスは、ここで乗り換え。
バス会社が違うのかしらん。

バラビセからコダリは1時間もかからないということなので、
バザールをぶらり。

それにしても、ほんとにネパールって、
どこに行っても同じものしか売ってないわ。
ここは中国に近いこともあって、
中国のお菓子や服が多い感じはするけど。


町外れの映画館。入ってみたいな~

映画は若者にとってはすごい娯楽。
でも最近はスマホがあるから、そうでもないのかな。

さて、特に見るものもなし、バスに乗ります。


バラビセを過ぎると急に悪路。


さっきまでの快適ドライブとは打って変わって、
道も狭いしガタガタやん・・・

中国からは、陸路でくる観光客もおるし、
トラックで物資もジャンジャン入ってくるから
もっと立派な道を想像していたんだけれど!

乗客は地元の人ばかり。

国境買い物ツアーの人たちは、
車をチャーターしてくることが多くて、
朝イチでカトマンズを出て、中国側のカサで買い物して、
欲張りさんはタトパニで風呂にはいって、
夜遅くにはカトマンズに戻るというハードコース。

私達みたいにダラダラ旅行なんてしないのよね(笑)
母ちゃんは若かりし頃はパッカーやったもんで(笑)

タトパニは、国境に行ってから、のんびり泊まります!


子供たち「おかーさーん、国境って、どこ?」


アホー



続く

4 件のコメント :

  1. 地震だいじょうぶですか?

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  2. ご心配いただいてありがとうございます。
    ドラルガートでは、家が30軒近く崩壊というニュースで、胸が痛みます。。カトマンズ、パタン、バクタプル、どこも旧市街とダルバールは被害甚大のようです。余震は続いていますが、少しづつ落ち着いてきました。

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  3. 祓川さんが無事で、まず何よりよかった。
    昨年、カトマンズとポカラに一か月滞在していて、Atlas Cargoの前の通りも何度となく通っていましたし、バクタプルへも行ったことがありました。
    ニュースで写真を見、現地の状況を知るたびにとても身近に感じ、悲しく思っています。。
    地震の不安が弱まり、心穏やかに暮らせる日が早く来るように願っています。お怪我などお気をつけてお過ごしくださいね。

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  4. ありがとうございます。
    私などローカルでなのでなんとかなりますが、旅行でみえている方々、実際に被害にあった現地の人々、家を、家族をなくした方々、先の見えない不安な時間を過ごしていることかと思います。これ以上の被害が広がらぬよう願うばかりです。

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