2009年6月1日月曜日

ネパールの水事情<ライフライン>

フム…今回のお題は『ネパールの水事情』。数々の苦労を重ねているコヤツ…。水といえば、先日こんなこともあったし、こんな思いもあるし、他にも言葉にして表してはいないものの、日本とは比べ物にならない不便さを味わって噛みしめて飲み込んでます…。


 そこで今日は、共通テーマのお題『ネパールの水事情』、カトマンズの我が家の例をご紹介します。とはいいましても、このブログを覗きに来てくださっている方々には-特に日本で生活されている方たちには-まーったく何のことかわかんないし、チッとも関係ないと思いますが、水道システムについて解説しようと思います。ハイ。って何の参考にもならんと思うけど…。


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まずもって、「水は有限であります!」と痛感させてくれるカトマンズ・ライフ。蛇口から水が出てくるまでの道のりは、短いようで長い、水の旅です。我が家の場合、外からやってくる上水は、まずこのパイプからやってきます。こうして写真で見ると、キタナイわ…。しかし汚かろうがなんじゃろうが、ここから水がチョロチョロ…と出てくると、「やったー!」「今日は水が来よんで!!」と一気に水汲みモードに切り替わります。間借りをしている住人たちは、バケツや小さいタンクに汲み置きます。


 やって来る水は、一度地下タンク(?)にコレクト。うちは古い家なので、立派なタンクがないんですが、比較的新しい家には、1~2万リットルくらいの巨大タンクを作ってあって、そこに水がたまるようになってます、ようです。


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 そうして、地下のタンクにたまった水は、今度は使うために屋上に設置されてあるタンクに、モーターで汲み上げます。グウーーーーーン。停電やったら出来んけど…。屋上のタンクは大抵1000~2000リットルのタンクで、どこんちのも真っ黒です。どうして黒なんでしょう。前にも同じようなこと思った気がします。ここ見てください。


 こうして水道をひねりますと、めでたく水が出てくる、というか正しくは屋上タンクから落ちてくる仕組みになってるワケですね。やから、屋上タンクの水がなくなると、蛇口から水が出てこない、ってワケなんですね。さらにいうと、地下タンクに水がないと、もうお手上げなんですね。


 このような状況に陥った場合には、以前紹介しました給水車に、バケツをもって猛ダッシュして向かい、戦う、というテもございます。

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 しかし、そんなことなかなか出来ませんでしょうから、水がこなくても買っちゃう、というテもございます。お宅までお水をお届けに参ります。タンクのついたトラックが来て、水を地下タンクにドドーっと入れてくれます。

 しかし…大容量のタンクを持たない我が家は、水を買うことはできても、それをためて置くことはできズ…。そこで我が家は、トイレや、掃除などには地下水を使っています。しっかしカトマンズの地下水はキタナイ。オソロシク汚い。汲んですぐは、きれいに見えます。が、クサイ。そんでちょっとおいて置くと油が浮かんで、膜がはっている。ウヘー…。 


 でも、ないものはどこをひねってもないんだから、仕方ないやろ。それをまた、このモーターで地下水用の屋上タンクに汲み上げて使ってる。毎日水のことを考えて生活しているようなもんだわ。しかし水がないと生活でけんのやから仕方ない。これがカトマンズでの普通の生活やと思うしかない。


 やっぱ、なんかカトマンズ生活って、サバイバルやわ・・・。

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